5拍子のワルツ集

クラシック音楽、アマチュアオーケストラ、ワイン、映画、テレビドラマetc.を勝手に語る

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今日の目当ては、初演時の姿という「フィンガルの洞窟」のローマ稿。メンデルスゾーンは、自作になかなか納得し切れなかった人のようで、イタリア(4番)や宗教改革(5番)がスコットランド(3番)より大きな番号なのは、改訂途上のため生前出版を認めなかったからのようです。
そんなメンデルスゾーンの苦心の跡が、フィンガルの洞窟にも聴けるのか楽しみに出掛けました。

東大フィル・グラデュエイト・オーケストラ 第5回定期演奏会
日時:2012年9月30日(日)14:00開演(13:30開場)
場所:武蔵野市民文化会館大ホール
メンデルスゾーン/フィンガルの洞窟(ローマ稿)
ゲーゼ/交響曲第1番
メンデルスゾーン/交響曲第5番「宗教改革」
メンデルスゾーン/フィンガルの洞窟(作曲者による出版稿の改訂版。アンコール)
指揮:三重野清顕

「フィンガルの洞窟」のローマ稿、いつもとかなり違いビックリでした。
ちょうどアバドのムソルグスキーの「禿山の一夜」(原典版。「聖ヨハネ祭の夜の禿山」と言った方が良いかも)を初めて聴いた時と同様のインパクト。ブルックナーで言うと、最終稿との違いは、1番や8番を上回り、4番などに匹敵するかも。出版稿で削られた?素材も結構有るようで、全体としてスマートさはやや欠けるが若々しく盛り沢山な印象でした。

今日の更なるサプライズは、アンコールで演奏された、作曲者が出版後に更に改訂を試みていた内容を反映させた最終?版。こちらはオーケストレーションで何ヶ所かあれっと感じた程度でしたが、少しゴツゴツ感が増しているように思いました。

あと、宗教改革もいつも聴いているのとは少し違っていました(4楽章の始めは明らかに。オーケストレーションも少し違う?)。そう言えば、以前どこかのオケが「宗教改革(第1稿)」というのを採り上げていました。有名なヴァイオリンコンチェルトでも初稿版のCDを見掛けたことがありますし、メンデルスゾーンには未だ知られざる部分が有るようです。

ともかく良く考えられたプログラムで楽しめました(ゲーゼはメンデルスゾーンに認められて世に出た作曲家とのこと)。オケも色々な意味で大変だったと思いますが、健闘されていたと思います。

次回(来年5月12日)は、R.シュトラウスの「四つの最後の歌」、シューマンの4番、リストのレ・プレリュードとのこと。今日の感じだと、シューマンの4番は「初稿」なんてことが有るかも・・・。


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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
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