5拍子のワルツ集

クラシック音楽、アマチュアオーケストラ、ワイン、映画、テレビドラマetc.を勝手に語る

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かなり前のN響アワー(アナウンサーは岩槻里子さんでした)で、残された直筆槁から完成するまでの作曲家の苦労の跡を追ってみるという企画が有りました。


流れるように流麗なチャイコフスキーの悲愴交響曲の第2楽章(ご存じ元祖「5拍子のワルツ」です)も、スケッチの段階では随分と書き直されていたのは少し意外でした。さらに意外というかビックリだったのが、ブラームスの交響曲第4番第1楽章の冒頭。2音からなる導入音も検討されていたようです。


いきなりあの切ないテーマで始まるのにスッカリ慣れていることもありますが、西村朗氏がピアノで再現したのを聴いた限りでは、どうも取って付けた感が否めず、いきなり開始の方が断然良いなと思いました。


逆に2音追加は、ベートーヴェンのピアノソナタ、ハンマークラヴィーアの第3楽章の出だし。こちらも切なく泣かせる楽章ですが、出版の間際に追加された最初の2音がまことに効果的。前の躍動的なスケルツオから雰囲気をガラリと変え、深遠で荘重な世界に聴き手を一気に引き込みます。


そう言えば、ベートーヴェンの英雄交響曲、ラズモフスキー第2番、ブラームスの悲劇的序曲も2音の導入音で始まりますね(他にも有りそうですが…)。これらの2音、何れも有った方がもちろん良いと思いますが、ハンマークラヴィーアの3楽章の絶妙さには敵わないのではないでしょうか。





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